こんにちは、”あんどっち”です。
ネットビジネスでもアフィリエイトでも、ビジネスである以上は「お客様からお金をいただく」事になります。
現在、あなたは「お金」に対してどんなイメージを持っていますか?
お金を稼いでいる人というのはどうでしょう?
良いイメージですか?悪いイメージですか?
これから自分でビジネスをして稼いでいくうえで、切っても切れない「お金」について重要な考え方をこの記事ではお伝えします。
「お金に対しての考え方?そんなのどうでもいいでしょ?」と思うかもしれませんが、実はお金に関してのマインドっていうのはとても重要な事なんです。
特に、【自分の力でお金を稼ぎたい】という場合は、ここが間違っているといつまで経っても全然稼げずに終わってしまう事すらあります。
なので、「マインドとかwww」と、軽く見ずにここでしっかりと思考を身に着けてください。
特にサラリーマンやアルバイト等、労働したら雇用主から毎月決まった額の給料を貰っている人は、お金のマインドが大きくずれている事が多いので必見です。
お金は現代の文明社会で生きていく為に必ず必要
はるか遠い昔であれば、狩りをするなり作物を育てるなりして、自給自足の生活という時代もあったかもしれませんが、現代の社会ではそれは良しとされません。
昔とは違い、今は全ての土地には所有者がいますし、勝手に山に入って狩猟行為をしたり、空き地を勝手に耕して畑にする事も認められません。
すべて役所の許可と税金の支払いが必要です。
固定資産税だって、100坪の畑であれば年間3万円位は納めなければいけないし、狩猟税だって1万円以上納めなくてはいけません。
つまり現代では自給自足の生活を送る為にも、税金という形でお金を払わなければいけないんです。
そもそも現代の日本では人は一人では生きていけませんよね。
文明社会の生活というのは「分業」で成り立っています。
産業革命やIT革命などを経て、生活水準そのものが昔よりも格段に上がっていますし、時代の移り変わりと共に生まれてきた物やサービスを欲しいと思いますよね。
また、そういう生活を必要としなかったとしても、周囲の人が高い水準の生活をする以上は、そういった様式についていけなければ孤立し、人間社会というコミュニティの中では生きていく事も難しいでしょう。
文明が発達すればするほど、発達した文明に依存せざるを得ない生き方をしていくしか無い訳です。
そして、高い水準の生活を保っていく為には「仕事」というものが増えていき、「自分はこれをやるから、あなたはそれをやってくださいね」という分業のサイクルができます。
それぞれ分担して特化した仕事に専念している方が、生活維持や社会発展の為には効率がいいんですね。
しかしこうやって分業社会が出来上がると、どの様な対価を用意して相手のサービスを受けるのかという問題が出てきます。「価値と価値の交換」という話ですね。
お金が存在しない時代では物々交換が主流でしたが、物々交換というのは自分の持っている物を欲しがっている人を見つけなくてはいけないので実は凄く効率が悪いんですね。
例えば、米を山ほど持っている人に「うちで作った米あげるから何か下さい」と言っても成立しませんよね。
この問題を解決する為に生まれたのが「お金」です。
買う側は価値を「お金」という紙幣や硬貨に具現化して支払い、売る側は物に値段という価値をつける事で取り引きが出来る様になったんです。
ここで、お金というのは物々交換を効率化するツールだという事が分かってもらえたと思いますが、重要なのは「他人から価値のある事を提供してもらいたいのであれば、自分も同等の価値を提供できなければならない」という事は覚えておいてください。
お金を稼ぐという事
お金を稼ぐという事は価値を集める行為でもあって、その分他人から信頼や感謝を集めたという事になります。
極端な話もしも明日、お金に価値が無くなってしまって、物々交換が成立しない世界になってしまったとしたら、そんな時でも他人から支援をうけられる人というのは、それまでに信頼されて感謝されてきた人です。
お金に価値が無くなってしまえば、他人からサービスを受けたいのであれば対等なサービスを自分から提供しなければ成立しませんから、それまでの「信頼」というブランド力が必要になります。
現代人は生まれた時からお金があるので実感が湧きずらいかもしれませんが、お金の価値というのは信頼や感謝の気持ちなんですね。
資本主義というのは、人と人との信頼や感謝という価値の交換サイクルで成り立っている訳です。
ここでお金の本質を間違えていると、万が一にも国が通貨危機のような状況に陥った時に、足元をすくわれて立ち直れなくなってしまいます。
日本人はお金持ち=悪人という思考を持っている
日本の教育も良くないんでしょうが、日本人はお金を稼ぐ事やお金を受け取る事に抵抗のある人が多いんですね。
ドラマやマンガ等でも、悪人はだいたいお金持ちとして描かれる事が多いですし、親の教育や振る舞い方でも子供に対して知らず知らずに刷り込みをしてしまっています。
例えば、休日に親戚の家に遊びに行った時、おばあちゃんがお小遣いをくれようとします。
しかし、だいたい親が遠慮して断ったりしますよね。
そういった親の姿を見て育った子供は、大人になっても人からお金を受け取る事に遠慮してしまう傾向があります。
おばあちゃんからしたら、「今日は来てくれてありがとうね。お小遣いあげるね。」という事なんですけど、これだって立派な価値提供なんですよ。
また、子供のお小遣いを貯金させて使わせないのも良くない教育ですね。お年玉なんかでも、本来は全部子供に使わせるべきなんです。
結局は、親がお金の使い方や役割を子供に教えないから、お金の持つ価値が分からないまま大人になってしまうんですね。
また、世間一般ではお金持ちの社長というのは、自分はゴルフやって遊びまわっていて、従業員に働かせてピンハネをして楽して儲けてるというイメージが根強くあります。
確かに、そういう悪い稼ぎ方をしている人も中にはいますが、実は表面上と内面は大きく違っている事が多いです。
経営者どうしの付き合いというのも、実は凄くストレスになるんですね。
例えばゴルフにしても、目上の方やお得意様であれば送迎は乗り心地の良い高級車でなければ、その後のビジネスの付き合いにも影響が出ますし、ホールに出れば何十年もゴルフをやっている人に付いてまわらなくてはならないので、上手くなるためにプロのレッスンに通う事もあります。
コンペでは、自分のせいで遅らせないようにしながら、得意先に花を持たせなければいけないので、上手く相手よりも下手にならなくてはいけません。
そうやって、常に得意先の横についてまわれなければ、隙を見た他の会社の人間が来て取られてしまいます。
僕の地元には有名な大企業があって、ゴルフ場でその企業の役員がゴルフをする日は、ビジネスチャンスを求めて様々な会社の社長が集まるそうです。
そうやって遊んでいる様に見える社長も、実は従業員の知らないところで戦っているという事です。
会社の業績次第で従業員の家族の生活まで左右してしまう訳ですから、社長業というのは誰にでも出来るような仕事では無いんですね。
僕も実際に起業してから、友人や会社員時代の同僚との付き合いは減りました。
経営者側になって、飲み会などで会社や社長の愚痴に付き合えなくなったというのもありますが、
ただ起業したというだけで「あいつは奪う側になった」と思われてしまった様です。もちろん僕は何もしてないのにですよ。
一部の人からすれば、経営者=悪人なんだなぁ、と実感しました。
サラリーマンが1ヶ月必死に残業して受け取る給料よりも、その半分の時間しか働かない僕の収入の方が何倍もあるので、勝手に「敵」にされてしまったんですね。
特に月給や時給の世界にいる人からすると、何かを売ってお金を貰うという行為は総じて「ぼったくり」と言われてしまいます。転売なんかいい例ですよね。
よくお祭りとかで、100円のジュースが200円で売られているのを見て、ぼったくりだという人がいますが、それは大きな間違いなんです。
100円のジュースを仕入れてきて、さらに冷やしてくれて今すぐ飲める状態で提供してくれる訳ですから、今すぐに冷たいジュースを飲みたい人にとっては200円でも高くないと言えます。
ただ、そういう人達って意外と矛盾していて、屋台のジュースはぼったくりだと騒ぐのに、スーパーの何倍も高い自販機のジュースは普通に買うんですよね。
いかに物事の表面しか見えていないのかが良く分かりますね。
こういった狭い視野、自分の物差しでしか物事をはかれない人というのは、物の価値というのが分からないので、ビジネスでは成功しません。
悪人というのは、例えば世の中のジュースを全て買い占めて自分からしか買えない状況にしてから高額で売るようなのが悪であって、他にいくらでも選択肢がある中でお客さんが選んだのであればそれは価値提供になるので、そこには感謝が生まれる訳です。
つまり、お金を稼ぐという事は、それだけ「貢献して感謝された証」なんです。
「お金をいただくのは申し訳ない」という気持ちは今すぐ捨てる事
「この程度でお金を貰うのは..」「こんなに稼いでいいのかな..」
これは、特に個人でやっている人が考えてしまいがちな事なんですね。
しかし、お金を貰わない=責任を持たない=プロじゃない、という事です。
自信が無いうちは、どこかで責任から逃れたい気持ちがでてしまうので、お金を貰う事が恐くなってしまうものなんですね。
また、「タダでやる」あるいは「安くやる」という事は、実は迷惑行為でしかないという事も頭に入れておくべきです。
タダでやってもらえば、一見するとお客は喜ぶかもしれませんが、あなたの後ろにいる人たちは迷惑します。
例えば、会社であればその分従業員に支払う給料が減る事になるし、個人であれば家族になにか我慢させなければいけないかもしれません。
そしてなにより、あなたがお客さんが喜ぶかなという安易な気持ちで価格を下げると、ゆくゆくは価格破壊の原因になり同業他社にも迷惑がかかります。
決して大げさな話じゃなく、同業他社の従業員の生活に影響が出る事になるという意識を持っていなくてはいけません。
それに、1度下げた値段は今後それ以上値上げできないという事も覚えておいてください。
なのでビジネスをやる以上は、お金を貰う事に躊躇してはいけません。本当に誰も幸せになりませんから。
無料や値引きは癖になる
これは、一言でいえば「無料の炊き出しと三ツ星のフレンチが同じ訳無いでしょ」という話。
お客さんというのは勝手なもので、無料でも求めるクオリティは三ツ星と同等でないと納得しないんですよ。
無料で良いサービスを求めるのは傲慢でしかありません。
そもそも、あなたのサービスを無料で受けたいという事は、そのサービスの事やあなたの事を舐めきっているという事ですよ。
例えば、画家のピカソの話でこんな逸話があります。
ある日ピカソがレストランで食事をしていると一人の女性がやってきて、「ファンなんです!この紙に何か書いてください」とお願いしたそうです。
ピカソは30秒ほどでサラサラ~と絵を書いて「はい。1万ドルね」と言いました。
女性は驚いて、「たった30秒で書いた絵がなぜ1万ドルもするのか」と尋ねたそうで
ピカソは、「この絵を書くのに、30年と30秒かかりました。だから1万ドルです」と言ったとさ。
この話は、1万ドルだったり100万ドルだったり、細かい部分が違う話が色々あって都市伝説の様なものかもしれませんが、本質としてはまさにコレですね。
あなたが持っている知識や技術は、簡単にてに入ったものでは無いはずなんです。
膨大な時間もお金もかけて、そこに到達するまでに心身ともに削ってきた事もあるでしょう。
それだけして、培ってきたものを無料で提供してくれとか、もっと安くしてくれとか、馬鹿にしすぎだろうとしか思えません。
さらに、こういう人は値切る癖がついているので、あなたから離れても他でも同じ事を繰り返します。
「あそこではこの値段でやってくれた」「あそこでは無料でやってくれた」と平気で言います。
なので、「お金を払わないならやらないよ」というスタンスで貫き通さなければいけません。
それで離れていくお客であれば、そもそもお客様にはならない人であったというだけの事です。
「お客様は神様です」という言葉をはき違えてはいけません、「神様」というのは儲けさせてくれるから神様なんですね。
神社や宗教というのは、神という見えない物を崇めさせることで利益を得るビジネスですから、儲けさせてくれる神様を祭っておく場所を綺麗にしておくのが仕事なんです。
まあ、その話は置いておいて、儲けさせてくれないお客は神様でもなんでもありません、それどころかただの物乞いと同じです。
あなたは慈善事業がしたい訳ではないはずですから、ビジネスとしてしっかり一線は引いておきましょう。
このマインドが無いと、この先ビジネスをしても稼いでいく事は難しいでしょう。
もちろん、価値に見合わない価格設定をしてはいけませんが、個人だから大手より安くしなければいけない理由は無いですし、価値を提供する事に個人だの会社の規模だのは関係ありません。
「価値を提供する以上お金はもらう、お金を貰う以上はプロとして責任を持つ」という事は忘れないでください。
まとめ
あなたがこれからビジネスをして価値を提供する側になるのであれば、間違ったお金のマインドブロックを破壊しなければ稼げる様になれません。
お金を受け取る事に少しでも抵抗があるままだと、必ずどこかで違和感が出てきます。
「お金をいただくのは申し訳ない」「こんなに稼いじゃっていいのかな」
という気持ちは持ってはいけません。
お金を稼げるという事は、それだけ信頼されて感謝された証でもあるので、お金を稼げる人というのはその分人徳のある人なんです。
悪人ではお金持ちにはなれないという事は覚えておいてください。
あなたが稼ぐ事で、あなたの周りの人は幸せにできますから、それだけでも十分でしょう。
それに、日本では稼げばそれだけ税金を納める訳ですから、社会貢献にもなるし、あなたが稼いだお金で買い物したり旅行にいけば、それも経済に貢献する行為ですので、お金を稼ぐ事は【善】である事は間違いないです。
これを機に、一度「お金を稼ぐ」という事に対する考え方を見直してみて下さいね。
それでは、今日もお疲れ様でした。